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農家の後継者不足の原因とは?

日本の農業が抱える深刻な課題の一つに高齢化がある。農業人口の平均年齢は65歳以上であり、35歳未満の農業従事者はわずか5%しかないのだ。
高齢化が進行してしまっている原因は、農業の後継者不足であることが何よりも大きい。ではなぜ後継者不足が起きてしまうのか。
また、どうしたら後継者不足を解決できるのか考えてみよう。

後継者不足が起きている理由

収入が不安定

「農家」と聞いて、安定した収入が得られるイメージを持つ人は数少ないだろう。
もちろん栽培の時期でシーズンごとに収入がばらつくことも原因の一つだが、最も大きな理由は自然環境に左右されてしまうことだ。
台風の影響により農作物の傷みや、ハウスの破損などニュースでもよく目にする。
いくら対策をしていたとしても、全ての自然災害・外的要因を防ぐことは難しいのだ。

敷居が高い

農業を新規で始めようとすると、土地代・農業機械や設備・農薬...など初期費用が相当かかる。
高齢化に伴い、若い人の新規就農を促したとしても借金をしなければならなくなる。
借金をしてまで、不安定な農業という道を選択する若者はなかなかいないであろう。
一般のサラリーマンとは異なり必ずコストがかかるという面も、敷居が高いと感じる一つの理由だ。

後継者不足解決のための取り組み

廃業や引退に追い込まれた農家と新規就農を繋ぐプロジェクト

病気や加齢で農業が続けられなくなった農業従事者と、農業に携わりたい若い世代とを繋ぐ取り組みがある。
それが農家ブリッジプロジェクトである。農家は新規就農を希望している農業研修生に農地を貸し出すことができ、研修生はその土地で農業に取り組むことができるのだ。双方にメリットがあるこの取り組みは楽天グループが仲介し、農家と農業研修生にコミュニケーションのズレが生じないようにサポートを行なっている。興味のある方は下記サイトをチェックしてみてほしい。

詳細:農家ブリッジプロジェクト

農業の魅力を広める

今取り組まれている活動として一番多いのが農業の魅力を伝えることだと思う。例えば農業女子プロジェクトでは、農業で活躍する女性の姿を様々な切り口から情報発信し、農業女子という新市場を作ることを目指している。
また、マイナビ農業では就農FEST ONLINEにて農業法人、自治体、就農支援機関の紹介や就農・農業に関する学習コンテンツを無料で発信している。農業に興味を持ち始めた人でも気軽に視聴し、魅力を知ることができる。

働き方のあり方を見直す

副業として農業をしている人も少なくはない。前に述べた通り、天候に左右されやすい農業は、収入が不安定な面があるためなかなか新規農業を始めるにはリスクが高い。そのため、兼業農家として会社で収入を得ながら、週末や朝に農業を行なっている人もいるのだ。休日や会社へ行く前に仕事をする必要があるため、休みが取りにくいというのがデメリットではあるが、畑を耕すこと・体を動かすことが趣味である人には良いのかもしれない。

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