

森林保全活動の例
森林保全活動というと一番に何を思い浮かぶだろうか。
おそらく植林をイメージする人がほとんどなのではないだろうか。
しかし、実際は現存する森林を保護する取り組みや持続可能性が証明された木材の使用により世界の持続的な森林経営の支援も推進されている。
植林
植林をすることで森林ができるまでには、事前調査などの準備から下刈などのメンテナンスまで、数多くの工程がある。
これらの管理を適切に行うことで、健全で活力があり、大気中の二酸化炭素をよく吸収する森林になるのだ。
参考:Forest Partnership 世界の森林と保全方法
管理がされずに放置されたままの森林は、木に活力がなく、地面がむき出し状態のため土砂災害等が起こりやすくなってしまう。そのため、森林として成立した後も成長に合わせたメンテナンスを行う必要があるのだ。
天然林の保護
豊かな天然林が残っている地域ではそれを守っていく必要がある。
生物多様性の高い森林や天然林を保全するために、最もよく取られる方法は保護区の設置である。
保護区には、国立公園、野生生物保護区など様々な形態がある。
通常は国や自治体が設定するが企業からの直接の参加も可能である。
国際熱帯木材機関(ITTO)は、熱帯各国政府から要請のあがっている熱帯林保全プロジェクトへの企業の参加を求めている。
参考:国際熱帯木材機関(International Tropical Timber Organization: ITTO)
持続可能性が証明された木材の使用
日本は木材のおよそ8割を輸入している木材輸入国として、輸出国の持続可能な森林経営を支援する必要がある。
支援の一つとして、違法に伐採された木材は使用しないことが挙げられる。
日本では、法令による届出や許可の手続きが行われずに違法伐採された木材や木材製品は、使わない取組が始まっている。
合法性があることを証明する認証制度もあるのだ。
FSC
Forest Stewardship Council、森林管理協議会

PEFC
Programme for the Endorsement of Forest Certification schemes

SGEC
Sustainable Green Ecosystem Council、緑の循環認証会議

RSPO
WWFジャパン
CSRの取り組みとして、これらのラベル製品を取り入れている企業も数多い。
参考:すぐに活かせる環境情報
暮らしの中でできること
では私たちの暮らしの中でできることはあるのだろうか。

他にも
- コピー用紙や紙コップの使用を極力減らす
- 再生紙の製品を選ぶ
- できるだけ紙の使用を控える
- 過剰な包装や、紙袋を断る
- 環境やSDGsに配慮した企業の製品を選ぶ
- 森林保全活動や団体でボランティア活動をする
- 森林保全団体やNGO/NPOに寄付をする
- 違法伐採された木材や木製品を購入しない
これらが具体例として挙げられる。
森林破壊を抑制するためには、私たちの行動・意識を変える必要が重要になっていくだろう。